■■■■■■■■■■■■   山田邸専用住宅増改築工事   ■■■■■■■■■■■■

◆ コンセプト 

増改築プランニングをするにあたって、見た目や質感だけ良くなっても建物の性能(断熱や気密、室内環境など)が悪いようでは、住み心地の悪い住宅になってしまいます。性能は大前提でなおかつ既存建物の雰囲気と調和するように計画いたしました。

雪国の特徴的な工法のひとつである
「せいがい造り」
工法の特徴は、気象風土と関係しているのですが、最近はこの形式で建てられることが、少なくなってきています。
豪雪地帯であるため、屋根に大量の雪が積もり大きな積雪荷重を受けます。
軒の出を大きくする為に軒から肘木を出し、
桁をのせ大きな軒の出を支え、積雪に絶えられるように組上げられているのです。

◆ 室  内 

室内の仕上は杉の羽目板を腰、天井に貼り、梁を表しにしました。
既存住宅の天井が高いこともあり低いと圧迫感感じるので屋根の勾配なりに天井を仕上げています。







◆ 外  観 

奥の建物が既存の建物です
まだ既存の外壁との色の差がありますがだんだんと落ち着いた色合いになってきます

杉板、縦張押し縁仕上げです